40代で失業した人のイメージとしてはこんな感じでしょうか。
↓
ドラマとかあるシーンですが、実際にやりました。
さて、
今はどんなに優秀な人であっても職を失う可能性のある時代です。
昔ほど サラリーマンは安心ではありません。
キャリアの高い人は、すぐに転職できると思っているかもしれません。
わたしもそう思っていました。
有名な大企業で課長、
海外工場勤務の経験、
いろんなプロジェクトリーダーをやった実績、
etc…
自分は市場価値の高い人間だと思っていました。
が、結果は 全て不採用!!
ここまでダメになって、逆に冷静になりました。
そもそも、
今の条件で再就職したところで、わたしは幸せになるのか?
答えは「NO!」です。
満足できるはずがありません。
では、今自分はどう行動するべきか?
考えた末にたどり着いた結論が
サラリーマンではなく、主夫になる道です。
わたしと同じような悩みを抱えている人がいると思うので、
本日はそんな人たちに、サラリーマンが以外の道もあると言うことをお伝えします。
サラリーマンではなく、主夫になる道もある
40代で失業したときの不安の原因は次のようなものです。
- 家族から見放されること
- 生活ができなくなること
- 再就職できないこと
これらの不安が重くのしかかり、冷静な判断力を鈍らせます。
中には「死ぬしかない」と思い詰めてしまう人もいます。
そうならないための対策は、次のような対策が必要です。
- お金を貯める
- 給与以外の収入をつくる
- サラリーマン以外の生き方を知る
「お金を貯める」「給与以外の収入をつくる」は、
失業しても安心して生活するためと理解できると思います。
3つ目の「サラリーマン以外の生き方を知る」が今回の本題です。
ほとんどの人は考えたことないと思いますが、
サラリーマンではなく、主夫になる道も選択肢として考えてよいとわたしは考えています。
この考えに至らないのは、次の固定観念があるからです。
- 女性は家事やる
- 男性は会社に勤める
今は昔と比べて働き方が大きく変わりました。
夫婦共働きはもはや当たり前。
副業はもはやトレンドです。政府も副業を後押ししています。
男性が主夫となり、家事をやりながら副業で稼ぐのは時代の流れを考えると自然なことだと思います。
しかし、固定観念が邪魔をしてそのような考えにはなかなか至りませんが、
冷静に考えてみると、かなり合理的な判断です。
その理由について解説します。
転職ではなく、主夫を選んだ3つの理由
少しわたしの背景を触れます。
元は大手家電メーカーの機構設計者です。
課長まで昇進しましたが、仕事が楽しくなくなり、15年目に転職を決意。
元々、ものづくりが好きだったので、当時興味があった住宅業界に転職。設計職は分野が違いすぎ、無理だったので営業職で採用されました。
しかし、営業はわたしの資質にあっておらず、精神と肉体がボロボロになり、半年余りで退職。
その後、2度目の転職活動を始めたのですが、全ての不採用となり、主夫になることを決意しました。
わたしがサラリーマンではなく、主夫を選んだ理由は次の3つです。
理由1:好きな仕事をやりたい
理由2:自由な時間が欲しい
理由3:新しい生き方に挑戦したい
一つずつ解説していきます。
理由1:好きな仕事をやりたい
モノづくりは好きです。だから家電メーカーの仕事も最初はとても楽しかったです。
ですが、同じことを10年以上やれば飽きます。
わたし会社の中で、常に新しいことに挑戦しようと努力しました。
しかし、大きい会社でこれは非常にむずかしく、提案は全て却下されました。
だから、転職を決意しました。
住宅営業は全く別業種ですが、実力主義で契約さえ取れれば、
自由に働けるメリットがありました。
ただし、契約が取れればの話です。
結局、わずか半年弱で退職することになりました。
2度目の転職は難航し、
日銭が稼げれば良いと思って応募したパートも落ちました。
そのうち、就職することに疑問を持つようになりました。
何のために、長年勤めた会社を辞めたのか?
「好きな仕事をやりたい」
そのために転職をしたのです。転職先は失敗しましたが。
初心に返りました。
これがわたしが主夫を選んだ一つ目の理由です。
理由2:自由な時間が欲しい
転職活動中のあるとき気が付きました。
「あれ、今って自由な時間を手に入れてないか?」
サラリーマンの大多数が「自由な時間」と「自由なお金」を欲しいと思うはずです。
そのうちの半分が手に入っていたのです。
そう思ったら、失業中の今この瞬間が自分にとって、
非常に貴重な時間であるように感じるようになりました。
課長時代のわたしは、朝から晩までずっと会社で働いていました。
自由に使える時間はわずか2〜3時間程度。
今は?
そう朝から晩まで自由です。
この自由な時間を使って、自分の好きなことで稼げるようになれば、
別にサラリーマンをする必要はなくないか?
このまま「自由な時間が欲しい」
これが主夫を選んだ2つ目の理由です。
理由3:新しい生き方に挑戦したい
正直、サラリーマン以外の生き方を考えたことがありませんでした。
だから、妻が外で働き、わたしが家事をする生活は新鮮でした。
再就職をしたところで、昔ほど稼げる可能性は低く、
しかも楽しい仕事を選べる可能性は極端に低い。
それよりも、
「副業で稼げるようになって、新しい生き方に挑戦したい」
と思うようになりました。
これが主夫を選んだ3つ目の理由です。
以上、サラリーマンではなく、主夫を選んだ理由を3つ解説しました。
どうでしょう。納得していただけたでしょうか?
「無謀」
「無責任」
「ろくでなし」
と、妻からは責めらそうです。
(というか、実際に責められました。現在、離婚の危機です。)
わたしのようなトラブルを回避する手段はただひとつ。
実績をつくっておくことです。
詳しくは後述します。
主夫になった「メリット」と「デメリット」
それでは、今現在の主夫として活動している実体験を元に
主夫になるメリット、デメリットを紹介いたします。
ただし、まだ失業してから半年しか経っていないという点はご留意ください。
メリット1:自由な時間が手に入る
最大のメリットはやはり「自由な時間」です。
こちらをご覧ください。
課長時代と今の1日のスケジュールの比較です。
再就職で苦労している場合、不安でこの事実が見えていない人が多いと思います。
主夫としてやっていくと決断した瞬間から全く違う風景に変わります。
その日を、その週を、その月を、
どのように過ごすかは 全て自分で決めることができます。
これは本当に素晴らしいことです。
メリット2:妻が外で働くようになる
これはわたしにとってはメリットと感じています。
元々、男女平等がわたしの考えです。
別に専業主婦を強制したわけではありません。
もし彼女自身が収入を得るようになれば、将来自由に生きれる可能性が広がります。
また会社で働くことを経験することで、新しい気づきもあると思います。それはわたしが家事をするようになって、新しい気づきがあるのと同じです。
それぞれが、これまで経験したことのないことを体験することで、よりお互いのことを理解できるようになると思うのです。
夫が失業し、収入がなくなるというのは、専業主婦が仕事をはじめる強烈なきっかけとなります。
ただ注意点として、奥さんの稼ぎは月10万程度になると思った方がよいです。
わたしはもっと高額に見積もってしまい失敗しました。
メリット3:子供との交流が増える
サラリーマンをやっていたら絶対になかったと思うのが、帰宅した子供と過ごす時間です。
彼らはひたすらゲームをやっています。
ただ、これ会社にいたらわからなかったと思うんですよね。
主婦の人たちが子供の教育で悩む理由がよくわかります。
子供の成績が悪いことで、外で働く男性が家事をしている女性を責めるようなことは絶対にやめたほうがいいです。
いずれにしても、日中に子供と過ごせる時間は貴重 だと思います。
今この時しか味わうことのできない体験だからです。
デメリット1:家族(妻)の信頼を失う
まぁ、当然ですね。
主夫になることを喜ぶ奥さんはほとんどいないと思います。
これまで専業主婦をやっていた人は尚更です。
対策としては、
- お金をたくさん貯めておく
- 副業で十分な稼ぎがある
わたしはどちらも間に合わなかったので、本当に辛いです。
サラリーマンのうちに準備をしておくこと を強くおすすめします。
デメリット2:収入が減る
これも当然です。
ただし、収入減に対しては、最低限の対応として失業手当があります。
それでも期限はありますし、金額も元の給与の2/3程度に減ります。
やはりサラリーマン時代から副業を始め、月5万円程度は稼げるようになっていると少し安心です。
手に入れた自由な時間を副業に充てることで、売り上げアップを期待できますし、
そのスキルを活かして新たな副業を始めることもできるでしょう。
いずれにしても主夫になる前に稼ぐ力を身につけておくことは重要です。
もう一つ大事なのは、支出を減らすことです。
徹底的に固定費を見直すことで、収入が減っても対応できる可能性が増えます。
「支出の削減」と「稼ぐ力を身につける」はサラリーマンの今から始めることができます。
わたしは、副業でブログをはじめることをおすすめ しています。
詳細はこちらの記事をご確認ください。
デメリット3:精神的な負担が増える
これも仕方がないことですが、
安定的な収入がないことと家族のプレッシャーで 精神的な負担が増えます。
わたしの場合は、妻を前にすると、言葉が出なくなり、汗が出たり、動悸が速くなったりと、適応障害のような症状が出ます。
なので、妻がいるときは自室に引きこもっている状態です。
失った信頼を取り戻すためには、やはり経済的な自立が必要でしょう。
世間体もあります。
主夫が認知されていない以上、それなりの覚悟は必要ではないかと思います。
ただし、今は副業や起業、Fire(早期リタイア)などがトレンドになっています。
同じようにFireを目指す人や、そんな人たちが集まっている オンラインサロンで仲間を見つける ことで、少しは精神的なストレスを軽減することができると思います。
わたしが所属したことのあるオンラインサロンです。
西野亮廣エンタメ研究所
お笑いコンビのキングコングの西野亮廣さんが運営するオンライサロンです。
Facebookでサロン会員した読めない記事が毎日投稿されます。
内容は西野さんが手掛けているビジネスに関することなど。最先端の考え方を知ることができます。
上級者向けです。
リベラルアーツ大学
両学長が運営するオンライサロンです。
入会すると数多くあるチャットに参加することで、メンバーと情報交換などができます。
副業や起業に関するコンテンツも多数あります。
初心者はこちらの方をおすすめします。
どちらも 月1000円程度 です。
興味ある人はこのあたりに入会することをおすすめします。
まとめ
40代で失業すると、多くの人は不安になります。
しかし、
サラリーマンではなく、主夫になる道もあります。
わたしが主夫になる道を選んだ理由はつぎの3つです。
理由1:好きな仕事をやりたい
理由2:自由な時間がほしい
理由3:新しい生き方に挑戦したい
主夫になるデメリットは、金銭面や精神面です。
少しでも負担を減らすためには、サラリーマン時代から準備をする と良いでしょう。
- 固定費を減らし、貯金を貯める
- 副業をはじめて、稼ぐ力を身につける
失業は不安ですが、しっかりと準備をしておけば、新しい生き方をはじめるチャンス でもあります。
後悔しない人生を手に入れるために、今できることからはじめましょう!
それでは。
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