40代で脱サラして幸せになるために必要なもの、それは『覚悟』です。
事業が成功するか、失敗するか、それはやってみないとわかりません。ただ一つ、はっきりとしているのは、周囲の人たちから反対される ということです。
周囲の反対を押し切り、自分の夢を実現するためには、全てを捨てる覚悟で挑まなければなりません。
『脱サラ』は世間一般の生き方から外れます。人は自分が理解できないものに対して否定的になります。いろんな理由をつけて反対します。一般常識、子供の養育費、経験の有無、才能・スキルなど。
それの全てが間違っているとは思いません。むしろ、忠告と同じような結果になる可能性の方が高いでしょう。わたしの身近にも、借金取りに追われ、家族に迷惑をかけ、成功することなく最後を迎えた人がいます。
では、その人が 普通の人生を歩んでいたら幸せだったのでしょうか?
わたしはそうは思いません。きっと行動をしなかったことを後悔しながら最後を迎えるでしょう。
大事なのは「自分の心に正直に生きる」ことです。
そして、そのために必要となるのが 周囲の反対を押し切る『覚悟』です。
この記事では、脱サラして『自由な生活』を手に入れるために必要となる『覚悟』についてお伝えします。
【現実は本当にきびしい!!】40代で無計画に脱サラするリスク
まず、わたしの実情を隠すことなくお伝えしますね。
職を失い、家族からも愛想をつかされて、今は一人でアパート暮らし。これが現実です。
元は大手家電メーカーの機構設計部門の課長です。仕事がどうしても楽しいと感じることができず、我慢できなくなり転職。
1回目の転職先は住宅営業。しかし、上司と折が合わず 精神を病み半年で退職。
2回目の転職活動では、何社も申し込みをするも全て不採用。
この頃から妻との関係も悪化。
(実際は何年も前から不満は溜まっていたようですが…)
一度は夢をあきらめ、普通のサラリーマンに戻ることも考えましたが、それも叶いませんでした。自分のキャリアが通じないことにショックを受けたものです。
さて、それから考えを再度改めて、自分のやりたいことを実現するための就職活動に転換。給料は非常に安いですが、小さな内装業者に就職が決まりました。
これで事態は好転すると思ったのですが、考えが甘すぎました。妻は子供を連れて、実家に戻る決意 をしたのです。
そして、就職が決まった内装業者も上司と折が合わず1ヶ月半で退職。
(前回と同じタイプの上司でした…運がない)
子供3人の5人家族。住宅ローンは残っており、妻は元専業主婦で稼ぎが少ない。妻が子育てに不安になり、実家に戻ったのも納得です。
【精神的に追い詰められる!?】ひたすら周りから非難される日々
「自由に生きる」は、他人からしたら「自分勝手に生きる」です。迷惑以外の何物でもありません。なかなか手厳しいお言葉をいろんな方からいただきました。
今回の脱サラで失敗した原因は3つあります。
1つ、安心できる貯蓄 がなかったこと
1つ、実績がなく、無計画 であったこと
1つ、家族との密な相談 がなかったこと
今さら反省しても仕方ないのですが、非難されて当然といえば当然ですね。
とはいえ、
当時のわたしは精神的にかなり病んでいました。人と会話をすると動機が激しくなく、夜は眠れない。アトピー性皮膚炎が悪化し肌はボロボロ。
「心を鎮めようと、夜の街を何時間もさまよい歩く」そんな日々を送っていました。
それでも 日中は何とか転職活動や副業のブログを続けていました。
ただ残念なことに、誰一人としてわたしの気持ちを理解してくれる人はいませんでした。
【気づいてしまった!!】普通の生活をしても幸せになれない
ある時、自宅にいるストレスに耐えきれず家出をしました。親戚のところに2週間泊まりました。
田園風景の広がる地方の田舎です。「自然豊かな土地で、静かな時間を過ごせば心も回復する。」そう思ったのです。
しかし、現実は違いました。そこで見たのは、これまで知ることのなかった 嫁姑の争い、冷めた熟年夫婦の関係、そして 長生きしてることを嘆く祖母 です。
結局のところ、どこにいっても、どんな人でも、普通の生活をしていたとしても、みんな同じように苦しみを抱えている ということを知りました。
思えば、サラリーマン時代の同僚も、円満な家庭の方が珍しかったです。大なり小なり、すべての家庭が問題を抱えていました。
確かに「自由に生きたい」と行動したことで、多くの問題が発生しました。
では、わたしが何もせずに昔の生活を続けていたら幸せになれたのでしょうか?
答えははっきりしています。「NO!!」です。
サラリーマンの生き方は、わたしにとっては苦痛で苦痛で仕方がなかった。これはわたし自身が感じた紛れもない事実なのです。
「サラリーマンを続けても、辞めても、苦しむことになる」
こう考えると生きることが絶望のように感じます。実際、多くの40代サラリーマンはそう考えて人生をあきらめているのではないでしょうか?
しかし、わたしの考えは違います。
【一回の失敗で嘆く必要はない!!】成功は失敗の先にある
親戚の家にいたときに、心が救われた一言があります。年上の従兄弟からアドバイスでした。
「家族も大事だけど、まずは自分のこと。好きなように生きたらいい」
涙が出そうになりました。どれだけがんばっても成果がでない。成果がでないから責められる。責められないように、努力してみるけどやっぱりうまくいかない。そんなループにはまっていましたから…
そもそも夢が簡単に叶うこと事態があり得ないのです。何度も、何度も失敗を繰り返し、はじめて目標を達成することができるのです。
リンダ グラットン(著)の『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』には、これまでの「教育」「仕事」「引退」という3ステージの人生が終わり、これからは「教育」「仕事」を何度も繰り返す『マルチステージ』に変わる という考えが紹介されています。
この考えでいうと、わたしは今まさに新しいことにチャレンジをするための「教育」ステージにいるということです。これまでとは異なるキャリアを作ろうとしているのですから、多少の失敗は当然です。
むしろマルチステージを生きるために、必要なことを実施しているとも言えます。
(時代の先端を走っている!?)
まぁ、そこまで立派ではないですね。しかし、従兄弟の言葉をきっかけに「自分がやろうとしていることは決して間違っていない。」そう思えるようになりました。
【覚悟を決めろ!!】自分の心に正直に生きる
「自分がやりたいことは何か?」
これを真剣に考えてみましょう。世間体や一般論を気にしたところで、将来の幸せが約束されるわけではありません。
他人の評価を気にするのではなく、「自分の心に正直に生きる」ことが重要です。
どんなに失敗を繰り返したとしても、自分が選択したことであれば、受け入れる事ができます。そして、反省の結果、その失敗を乗り越え、はじめて成功を手にすることができるからです。
周囲からは間違いなく非難されます。だからこそ、それに対抗できる強い『覚悟』が必要なのです。
とはいえ、
あえてわたしと同じような苦しみを受ける必要はありません。冒頭で紹介したわたしの失敗をしなければ、リスクを減らすことができると思います。
最後に、周囲からの非難を減らすために3つのポイントをおさらいしましょう。
副業に関しては、ブログをおすすめしています。詳細はこちらの記事をご確認ください。
【参考記事】【主夫になった脱サラ40代が】ブログをおすすめする3つの理由
まとめ
脱サラは決して簡単なものではありません。
わたしは、つぎの3つが原因で家族を失うことになりました。
1つ、安心できる貯蓄 がなかったこと
1つ、実績がなく、無計画 であったこと
1つ、家族との密な相談 がなかったこと
とはいえ、今の生活を続けることで将来が幸せになるとも限りません。
成功は失敗の先にあると考えれば、一度の失敗で嘆く必要はありません。自分の夢に向かって努力を続ければよいのです。
「自分の心に正直に生きる」ことが本当に幸せな未来につながるとわたしは信じています。
周囲からは非難されることになりますが、強い『覚悟』をもって、後悔しない人生を歩みましょう。
最後に、少しでも周囲からの非難を減らすための3つのポイントを紹介します。
人生は一度きり。どんな人生を歩むかは、あなたの自由です。
それでは。
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